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マックス・ヘッドルーム事件
1987年11月22日、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ一帯で発生したテレビ放送の電波ジャック。テレビ業界での「放送信号割り込み」の一例として知られている。侵入者は3時間のうちに放送信号割り込みを成功させた。発生から30年近く経つ現在も未解決事件となっている。
インターネット上では犯人に関する真偽不明のさまざなま情報があふれかえっています。最近話題になった情報源は、redditに書き込まれたボウイ・J・ポーグと言うハンドルネームのプログラマーの奇妙な体験談です。現代で言う「オタク少年」であったポーグ氏は、マックス・ヘッドルーム事件が起きた当時、よく地元シカゴのハッカーの集いに参加していて、そこでJとKと名乗る兄弟と出会ったことを印象的に覚えているそうです。電話会社で働いているという社交的な兄Kとは対照的に、内に閉じこもるタイプの弟Jは、色眼鏡をかけた異様な姿で話し方も個性的でしたが、非常に知的で電波や電子工学に対する膨大な知識を有していました。
マックス・ヘッドルーム事件が起こった1987年11月22日、ポーグ少年は、K・J兄弟のアパートで開催されたオタク集会に参加したところ、Jの周りに人が集まり盛り上がっている様子でしたが、話題には入ることができませんでした。散会してからKにその話題について尋ねると、「今夜遅くまで11チャンネルを見ておくんだよ」とだけ告げられたそうです。11チャンネルに現れたマックス・ヘッドルームを見たときに、ポーグ少年はそれがJの仕業であるとすぐに分かったと言います。
クライン氏は、ポーグ氏の投稿は何も事実を証明するものがないことから取るに足らない情報だとしつつも、このような犯人に関する情報を大歓迎しているとのこと。それは、一つの情報に刺激を受けた誰かがより有用な情報を出すかもしれないからです。クライン氏は、恐らく犯人はテレビ関係者であるとしつつ、「事件当時は、うかつなことを話せば職を失いかねないという危機感から秘密が漏れてこなかったとしても不思議ではありません。私はこのミステリーが解決できると信じています」と話しています。
https://gigazine.net/news/20131204-max-headroom-video-pirate-tv-hacker/